おちなわ?日目　★待ってたか、シーサー★

眠いなんてもんじゃなかったよ。
目が開かないわけよ。
明けようとしても
すごい強固な力でまぶたがおしかえされる。
そんな感じ。

無理やり起きたら顔はぶんむくれて
目が死んでいる。
同行者はなぜ普段絶対起きないくせに
旅行中は早起きなんだ。子供か。

朝ごはんはビュッフェ。
期待していなかったけど結構豪華でした。
紫イモパンがうまかった
あとサラダのところにホワイトアスパラが。
なによりホワイトアスパラが大好きなので
残っていたやつほとんどゲット。
そしてこれからの4日間、ずっとホワイトアスパラを
大量に食べ続けるあたしなのです。

本日は最近、橋が出来て地元っ子に大盛況という
古宇利（こうり）島へ。
ここは沖縄の人類発祥の地と言われてるんだとか。
うちのコルトちゃん（レンタカー)のナビはやたらと
古いうえにやたらと嘘を教えるのですが、当然
橋などまだ出来ていないので画面内ではひたすら海を渡るのです。

ついてみるとびっくり。沖縄県内にあれだけ走ってる
「わ」ナンバーがまったくいなくて、みんな地元の車。
公園でお弁当食べたり遊んだりしています。ステキング。
そういえば今日はこどものひだもんね。
ラジオで阿部ちゃん（大人気のパーソナリティらしい）も
古宇利島について話してた。
今日は美ら海水族館も子供は無料らしくてすごい人手なんだとか。
1万人とかきたらしいよー。
さて、公園を抜けて島の奥へすすむと・・・なにもない！
お、ここは栄えてるぜ、って思ったら外周道路を1週して
橋に戻ってきただけでした★
でも橋から見える海のキラキラや、遠くまで続く蒼のグラデーションには
やられっぱなしでした。

それから向かったのは辺戸岬（ヘドミサキ）。
沖縄本島最北端の地だそうです。
こりゃね、風が強いなんてもんじゃなかったよ。
日差しが強かったのでボーシをかぶっていたのだけど
手を離した一瞬で飛んでいくからね。
おばちゃんとか飛ばしまくって崖からマジで落ちそうになってた。
これはカッコ悪いといわずにボーシと洋服をつないでおく
紐（？）みたいなのを買っておくべきだったか。
ボーシをおさえてもらいながら写真を撮る、という感じで。
なぜだろう、ここの岩はすべて鋭利。
とんがって上に突き出ているので転んだら相当大変なことになりそう。

そこで今回一番のミラクルが起こります。

そこの岬の中でも一番端の方にある海を望める場所。
そこにいったときにおばちゃんが子供に「あ、あれ！なんか泳いでる！」って。
あたしゃピーンときたよ、海がめちゃんだってね。
宮古島の来間大橋は海面が近いから見えることがあるって聞いて
帰りたがっている同行者を無視して30分以上眺めていたのに
結局見つけられなくて本気で泣きそうだったこの海がめ好きなアタシ。
今度こそ、ってそこにへばりついてました。
風は強いし波は荒れてるし、で見えるわけない、帰ろうと言う
同行者を今回もシカト。「あと30秒」と何度も言って見続ける。
そしたら同行者が「！・・いた！！」の声。
ええええええええええ！
ってアタシが見たときにはもうすでに沈んでいこうとしてるカメちゃん。

でも！でも見た！初めて初めて野生の海ガメちゃんを見た！

こりゃもう待つしかないということで凝視し続ける。
右のほうにずっとゆらゆらしてる茶色いものに気付いていたけど
動かないので「ありゃゴミかね？」って聴いた瞬間、その茶色い
丸いものがユラリ！
ああああ、いたああああああ。

あたしが気付くまでそこにいてくれたんだね。
会いにきてくれたんだよ。
あたしの気持ちが通じてたんだね。
顔を出してくれたんだ。

そうやって大興奮で周りの目も気にせずにまくしたてたのを
同行者になだめられてすぐ側のヤンバルクイナ展望上へ。
これがリアルでキモちわるいわけよ。
足とかが！鳥肌で！オエー。

海ガメちゃんもクイナちゃんもばっちし写真がございますので
お楽しみに。沖縄写真専用のページ作るかなぁ。

気がつくとオヒルを食べ損ねておりました。
ということで近くの（そうでもないか）やちむん喫茶シーサー園へ。
そこでちんびん（ぽーぽーとも言うクレープの厚いようなもの）と
ヒラヤーチー（チヂミみたいなもの）を食べしばし休憩。
素敵なカフェでございました。ナイナイの岡村君の写真もあったズラ。

それからホテルへ戻って今夜のデートの準備。
半年以上ぶりに会うので楽しみ楽しみ。
久々の再会を喜んで向かったのはサムズというステーキ屋さん。
http://r.gnavi.co.jp/Mg/65/3011265.html

目の前でお肉を焼いてくれたりするんだけど
その動作一つ一つが見せるために行われるわけです。
ナイフをグルグルまわしたり、こしょうを投げながらふりかけたり。
ところがですよ、私はおしゃべりに夢中で全く見てないわけですよ。
同行者によるとお兄さんかなり悲しげな表情だったようで。
まぁ、それはそれでしょうがない。

それにしても量が多すぎてガーリックライスを
残してしまった。もったいない。
でも他のお客さんも残して持ち帰りにしてた。
てことは残ったものがガーリックライスだけという
あたしは相当食ったということだな。
目の前で焼かれるので煙をモロにあびる。
お店を出たあとのその自分たちのくささにも驚愕だが、
トイレの洗面所でひっくりかえってたバカでかいゴキにも驚愕祭り。
すごい大きさだった。カブトムシみたいだった。

宜野湾から名護まで1時間かかること、
帰ってから洗濯しないと着るものがなくなること・・
せっかく会ったのに2時間くらいでお別れ。
騒々しいし慌しくてゴメンチャイ。
また来るからねー。

帰りの車中はくさくて大騒ぎ。
ホテルに戻って洋服をかいでもくさくて参った。

今日の一句

【海ガメちゃん　あたしの顔を　覚えてて】