同情票、それが狙いか。
2005年4月15日 日常
本屋の売れてるランキング。
その中で見る度に順位を伸ばしている本が2冊。
うちの母と同じ病気の女の子が
闘病し、そして亡くなっていったという内容の。
実はこの本私も買って読んだのだ。
読みながら何度も何度も「ちくしょう」と思った。
こんな病気なのか、こうなるのか、なんでママなんだ。
ちくしょう、ちくしょう、と。結局拾い読みしか出来なかった。
家に置いておくのがイヤで、N氏に預けようと思って
その本のところまで連れて行き、「あたしこないだこれ読んだの」
と言うと、N氏はさらりと自分も読んだ、といった。
いつの間に。
それにしても、本当によく読まれているようだ。
いつもはそれを見て見ぬふりしていたのだけど
今日はもうランキングが3位まで上がっていた。
たまらず、それでも冗談ぽく
「こんなに読まれてるんだったらママの病気治してよね」
と口からこぼれた。
こぼれたとはいえ結構強い口調になってしまった。
沈黙が流れて、いたたまれず続けた。
「それが出来ないなら新薬作って早く進行を止めてよね」
N氏を振り返りながら今度は笑いながら言った。
N氏は笑っていなかった。真面目にまっすぐ私を見て
『否定的な考え方だね』と言った。
私は今、泣いている。
その中で見る度に順位を伸ばしている本が2冊。
うちの母と同じ病気の女の子が
闘病し、そして亡くなっていったという内容の。
実はこの本私も買って読んだのだ。
読みながら何度も何度も「ちくしょう」と思った。
こんな病気なのか、こうなるのか、なんでママなんだ。
ちくしょう、ちくしょう、と。結局拾い読みしか出来なかった。
家に置いておくのがイヤで、N氏に預けようと思って
その本のところまで連れて行き、「あたしこないだこれ読んだの」
と言うと、N氏はさらりと自分も読んだ、といった。
いつの間に。
それにしても、本当によく読まれているようだ。
いつもはそれを見て見ぬふりしていたのだけど
今日はもうランキングが3位まで上がっていた。
たまらず、それでも冗談ぽく
「こんなに読まれてるんだったらママの病気治してよね」
と口からこぼれた。
こぼれたとはいえ結構強い口調になってしまった。
沈黙が流れて、いたたまれず続けた。
「それが出来ないなら新薬作って早く進行を止めてよね」
N氏を振り返りながら今度は笑いながら言った。
N氏は笑っていなかった。真面目にまっすぐ私を見て
『否定的な考え方だね』と言った。
私は今、泣いている。
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