初詣を終えてお店の予約まで時間があったので
浅草寺前のスタバへ。
そこでトイレに並ぼうとしたところ
前にお母さんとオンナノコ(5つくらい?)が。
オンナノコは無表情なんだけどどこかおびえた顔。
お母さんの顔は見えない。
特に気にせずボーっと順番を待っていた。
バシン!という音でハッとした。
少し隙間のあるなにかを叩いたような通る音がした。
続けてオンナノコの泣き声。
泣き声と言っても泣くことを制限されていない子供が出すそれではなく、
堪えきれずに出たうめき声のような声。
続けてまたバシン!という音。
そして声。
「なんで泣くんだ!泣くなら何度でも叩くからね!」
バシン!バシン!
目に涙をたくさんためてオンナノコは声を出すのをやめた。
バカな私はやっと気付いた。
この子はお母さんにおびえてる。
「なんでさっきうんちしないんだよ!
でるって言ったのになんでしないのかって聞いてるの!」
お母さんはそのオンナノコの足を払うように蹴った。
蹴ったんだ、親がコドモを。
オンナノコは涙をあふれさせて、でも声を出さずにお母さんを睨むように見上げた。
虐待かどうかは勿論分からない。
でも子供の頭はまだ柔らかいんだから殴ってはいけない。
子供を蹴る親なんて初めて見た。
これはしつけじゃない。
感情の捌け口にしか見えなかった。
注意しなくちゃ。
この人を止めなくちゃ。
「ちょっと」と声を出そうとしたときにトイレが開いた。
子供の頭を小突くように押してお母さんとオンナノコは
個室に入っていった。
中から音は聞こえない。
トイレが開いたので私も入った。
トイレから出たら絶対に声をかけよう。
そう思ったけど、出たときにはもうお母さんもオンナノコもいなかった。
お店の中を探したけど、もういなかった。
今も私はすごく後悔している。
たとえ逆ギレされようが、罵られようが、
その怒り方はおかしいと、
そんな風に叩いちゃいけないと、
なぜすぐに言えなかったんだろう。
大きなお世話だっていいじゃないか。
何のために児童福祉を大学で学んできたんだ。
こんなときに声を出せないようだったら、
もう何も偉そうに言う資格は自分には無いと思った。
今日みたいなことはもう絶対にやだ。
もう絶対にこんなことはしない。
浅草寺前のスタバへ。
そこでトイレに並ぼうとしたところ
前にお母さんとオンナノコ(5つくらい?)が。
オンナノコは無表情なんだけどどこかおびえた顔。
お母さんの顔は見えない。
特に気にせずボーっと順番を待っていた。
バシン!という音でハッとした。
少し隙間のあるなにかを叩いたような通る音がした。
続けてオンナノコの泣き声。
泣き声と言っても泣くことを制限されていない子供が出すそれではなく、
堪えきれずに出たうめき声のような声。
続けてまたバシン!という音。
そして声。
「なんで泣くんだ!泣くなら何度でも叩くからね!」
バシン!バシン!
目に涙をたくさんためてオンナノコは声を出すのをやめた。
バカな私はやっと気付いた。
この子はお母さんにおびえてる。
「なんでさっきうんちしないんだよ!
でるって言ったのになんでしないのかって聞いてるの!」
お母さんはそのオンナノコの足を払うように蹴った。
蹴ったんだ、親がコドモを。
オンナノコは涙をあふれさせて、でも声を出さずにお母さんを睨むように見上げた。
虐待かどうかは勿論分からない。
でも子供の頭はまだ柔らかいんだから殴ってはいけない。
子供を蹴る親なんて初めて見た。
これはしつけじゃない。
感情の捌け口にしか見えなかった。
注意しなくちゃ。
この人を止めなくちゃ。
「ちょっと」と声を出そうとしたときにトイレが開いた。
子供の頭を小突くように押してお母さんとオンナノコは
個室に入っていった。
中から音は聞こえない。
トイレが開いたので私も入った。
トイレから出たら絶対に声をかけよう。
そう思ったけど、出たときにはもうお母さんもオンナノコもいなかった。
お店の中を探したけど、もういなかった。
今も私はすごく後悔している。
たとえ逆ギレされようが、罵られようが、
その怒り方はおかしいと、
そんな風に叩いちゃいけないと、
なぜすぐに言えなかったんだろう。
大きなお世話だっていいじゃないか。
何のために児童福祉を大学で学んできたんだ。
こんなときに声を出せないようだったら、
もう何も偉そうに言う資格は自分には無いと思った。
今日みたいなことはもう絶対にやだ。
もう絶対にこんなことはしない。
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