どうして

2004年10月23日
彼が車にはねられました

TDLの帰り道、急に具合が悪くなった私は23時ごろまでイクスピアリで体調がよくなるのを待って彼と帰ってきました。彼は途中の駅でおりました。おりるとき私の駅まで一緒に行こうと言ってくれました。でも私は断りました。一緒にきてくれても帰りが危ないし、何よりお互い疲れていてヒトリで大丈夫だと思って。

大井町からタクシーに乗った直後、彼から電話がなりました。心配してかけてくれたんだろうと思いました。具合の悪そうな声で私は出ました。彼は言いました「くるまにはねられた」

自転車で青信号をわたっていたら曲がってきた車にはねられたんだそうです。周りにいた人が救急車を呼んでくれたんだそうです。今待っているって。運転手も逃げずにそこにいるそうです。飲酒でもないそうです。とにかくおなかが痛いんだそうです。自転車のハンドルが強くあたったのかも、と言っていました。周りの人が待っているから切るといわれました。どこの病院にいくかは分からない、というのですぐ電話してといいました。

泣きそうになるのをこらえながらタクシーに乗りつづけました。あたしがあのとき家までついてきてもらってたら・・少しでも一緒におりて彼の家に寄ってから帰ってたら・・あたしのせいです。おなかが痛いなんて内臓になにかあって、出血多量だったらどうしよう。気付かないだけでどこかが折れてたらどうしよう。思いはとまらずタクシーを降りました。

まだ電話はありません。当然かけても出ません。

家につきました。何をしていいか分からなくてとにかく服をそろえました。彼に着れるような服。あとタオルと靴下。まだ電話に出ません。品川の救急病院かもしれない、と彼が言っていたのを思い出して、品川の救急病院に電話をかけました。今事故に会った人が運ばれてきてないか?と。答えはNOでした。どうしたら分かるか聞くと消防庁に聞けといわれました。

電話を切ったあと、消防庁ってなんですか?119ですか?今この時間にも彼がどうしているのか怖くて怖くていてもたってもいられず119にかけました。救急車ですか?ときかれました。優しいおじさんでした。違います、あの・・聞きたいんですけど・・さっき事故に遭って運ばれていった病院がわからなくて、その彼と連絡が取れなくて・・と説明してるうちに涙がとまらなくて声が出なくてそれでもおじさんはやさしくきいてくれました。救急せんたーてれほんさーびすというところにかけると教えてくれる、でも家族じゃないと難しいかもしれない、と教えてくれました。ありがとうも言えないくらい泣きじゃくっていた私はかろうじてわかりました、と答えて電話を切りました。

私は彼の家族と面識が無い。だから家族に連絡は行っても私には来ない、そう思ったらもうどうしていいかわからなくて私のせいで彼が怪我をしたのになんてことだ。

最後にもう一度彼にかけたら電話に出た。今から診察だから話せない、と。最後に病院の名前を聞けました。でもそれだけ。なにをしてるのか、どういう結果なのか、今彼のどこが痛いのか、私に出来ることはなんなのか、なにもわからない

なにもわからない
今待ってるだけ
待ってるだけだから自分を落ち着かせて整理させるためにここに書いた

こわい

謝りたい、いますぐごめんねって謝りたい

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